楽読Basics(ラクヨミベーシック)
▶ 投信の仕組み

❼ 「上がった!下がった!」は理由とともに

公開日
モノの値段が上下すると、「何でかな?」と思いますよね。ちょっと考えてみると、色々な理由が見えてくることも。日々値段が変わる投信の基準価額にもそんな気持ちで向き合ってみませんか。
基準価額の上下に、つい一喜一憂してしまいがちですが、基準価額は投信の「中身」を日々反映しているに過ぎません。例えば株式ファンドであれば、その中身の株式の株価が「平均」2割上がったからこそ、投信の基準価額が約2割上がっているのです。そして、その元々の株価上昇にはきっと、何らかの理由があったはずです。
基準価額の向こう側には市場があり、そのまた奥には企業活動などの「実体」があります。基準価額が12,000円や15,000円になったことだけを見て「もう高い」とか「一旦利益を確定した方がいい」などと言う人がいますが、中身の検討をしない限り何の判断もできません。
基準価額が「2割上昇」した背景にある株価の「2割上昇」が、もしその企業の「企業収益の2割増」に支えられたものであるなら、基準価額12,000円の今は、10,000円の頃に比べて「割高になった」とは言えません。
そもそも投信の商品性によっては10,000円の頃の「中身」と今の「中身」の顔ぶれは相当違うかもしれないのです。ファンドマネージャーが割高になった銘柄を外して割安または妥当な株価の銘柄に入れ替えていたとしたら、やはり12,000円は割高とは言えません。
そしていつでも一番重要なのは「今後、上がるかどうか」です。過去の上昇または下落の背景と「今後上がるかどうか」の両方を検討してはじめて、その基準価額で買って良いのかどうかが判断できるわけです。
とはいえ、今後を見通すのは簡単なことではありません。だからこそ「一旦売って」とか「また下がったら買って」などとタイミングを計るのではなく、「経済は成長するんだから、放っておいても預貯金よりは…」くらいの「長期のんびりスタンス」を日興アセットはお勧めしたいのです。

基準価額で一喜一憂する前に。何を反映しているのか、考えよう!

今日は二人でスーパーに買い出し。
マネタンはにんじんがいつもより高いことに気が付きます。
そういえば天候不順が続いていたな…。そうすると育ちも悪くなったり、収穫量も減ったかも。だからきっと供給量にも影響があって…。

こんなふうに、モノの値段が上下すると、「何でかな?」と思いますよね。
ちょっと考えてみることで、色々な理由が見えてくることも。

日々値段が変わる投信の基準価額にも、そんな気持ちで向き合ってみませんか。

つい基準価額の上下に一喜一憂してしまいがちですが、基準価額は投信の「中身」を日々反映しているに過ぎない、ということを忘れてはなりません。

例えば株式ファンドであれば、その中身の株式の株価が「平均」2割上がったからこそ、投信の基準価額が約2割上がっているのです。
そして、その元々の株価上昇にはきっと、何らかの理由があったはずです。

基準価額の向こう側には市場があり、そのまた奥には企業活動などの「実体」があることを常に思い出す必要があります。
基準価額が12,000円や15,000円になったことだけを見て「もう高い」とか「一旦利益を確定した方がいい」などと言う人がいますが、中身の検討をしない限り何の判断もできないのです。

投信の基準価額が「2割上昇」した背景にある株価の「2割上昇」が、もしその企業の「企業収益の2割増」に支えられたものであるなら、基準価額12,000円の今は、10,000円の頃に比べて「割高になった」とは言えません。

そもそも投信の商品性によっては、10,000円の頃の「中身」と今の「中身」の顔ぶれは相当違うかもしれないのです。
ファンドマネージャーが、割高になった銘柄を外して、割安または妥当な株価の銘柄に入れ替えていたとしたら、やはり12,000円は割高とは言えません。

そしていつでも一番重要なのは「今後、上がるかどうか」です。
過去の上昇または下落の背景と「今後上がるかどうか」の両方を検討してはじめて、その基準価額で買って良いのかどうかが判断できるわけです。

とはいえ、今後を見通すのは簡単なことではありません。
だからこそ「一旦売って」とか「また下がったら買って」などとタイミングを計るのではなく、「経済は成長するんだから、放っておいても預貯金よりは…」くらいの「長期のんびりスタンス」を日興アセットはお勧めしたいのです。


資産運用に役立つ情報をお届けします。