分かりやすいにも程があるイラスト投信部屋

#01 投資信託なの?ファンドなの?

公開日

ポイント

  • 「ファンド」とはとても広い概念であり、中には怪しいものも

  • 一般の人は投資信託以外の「ファンドの話」は避けるが良し

「ファンド」って言葉よく聞くけど

「ファンド」って言葉、テレビドラマや怪しい投資話でも、よく耳にしますよね。

ファンドと投信って同じもの?という質問の、結論を最初に言うなら、一般の人は投信以外の「ファンド」の話は徹底的に避けるが良し、です。

「ファンド」と「投信」

「ファンド」イコール「お金のかたまり」。その中の一つが、投資信託つまり投信。
投信は様々な監督官庁からのチェック、そして複数の法律で、「がんじがらめ」な金融商品です。それは見方を変えれば、「投信なら怪しいものはない」ということ。

投信の中身の特徴

基本的に「製販分離」、正確には「製と販と財産管理」の3つが別々の会社に分離されていて、それぞれが規制と法律で監督されています。

日興アセットは、投信を作って運用し続ける「メーカー」。銀行や証券会社に「おろし」をし、販売を委託しています。そして投信の中身は、信託銀行の中で保管・管理されます。

色んな電機メーカーが家電量販店に商品を並べてもらっているのと同じです。

家電と違うのは投信の中身、つまり投資家からのお金で買った株式や債券などの財産は日興アセットの中にない、という点です。販売した銀行や証券会社の中にもありません。投信毎に決まっている「信託銀行」の中で保管・管理されているのです。

信託銀行が潰れたらどうなるの?

保管・管理が別、という事は、販売や販売後の諸々を担当する銀行や証券会社が潰れても、日興アセットが潰れても、自分のお金がそれらの会社と一緒になくなってしまう心配はない、ということです。

銀行が倒産した場合における預金との違いがここ↑にあります。

「じゃあ信託銀行が潰れたら?」――大丈夫↓

信託銀行も預金やローンをやっていますが、それらとは切り離された勘定として管理しているため、投資家の財産は守られます。もし潰れたら、別の信託銀行にそのまま移管されるだけです。

よくできた仕組みが投信

というわけで、非常によくできた仕組みが投信。怪しいものもある「ファンド」の中のひとつの投資信託なのです。

最後にもう一度。簡単に言えば、銀行や証券会社「以外」でファンドと名のついたものを買わないこと、ですね。

こういう基本ってあまり目にしませんが、超大事だと思うのです。

関連する記事

  1. 「何が分からないか、分からない!」方のためのFAQ
  2. 「何が分からないか、分からない!」方のためのFAQ
  3. 「何が分からないか、分からない!」方のためのFAQ
  4. 「何が分からないか、分からない!」方のためのFAQ
  5. 「何が分からないか、分からない!」方のためのFAQ

当ページは、一部個人の見解を含み、会社としての統一的見解ではないものもあります。


資産運用に役立つ情報をお届けします。