マーケットのダイナミズムと事前準備の大切さを実感

J.Lさん
債券運用部

――今担当している業務内容について教えてください。

2023年4月に新卒として入社し、先輩社員(バディ)の指導の下、ファンドマネージャーのサポートとしてクレジットマーケット関連の調査・分析業務を行っています。具体的には、クレジットマーケットに関する動向を部内に向けて発信したり、ポートフォリオのリバランスなどのオペレーション業務を学びながら、なぜそのような投資行動を取ったのか、それによる運用パフォーマンスにどのような変化があったのかを勉強しています。

――業務の魅力は何ですか?

マーケットでは常に新しいニュースが報道され、新しい経済指標が発表されて状況が変わっていきます。その中で、先輩ファンドマネージャーたちがどのような根拠と見通しで投資行動を取っているかを身近で見ることができるので、そこから学びながら自分なりの見通しを立てることができることが魅力です。

alt

――入社前と入社後の印象の違いはありましたか。

意外だったことは2つあります。1つ目は勤務時間と働き方です。マーケット関連業務は労働時間が長いと思っていましたが、朝は多少早く、8時から開始されるマーケットの動向を踏まえ、投資方針を議論・決定する朝会にむけた準備から一日が始まりますが、夕方17時頃には業務を終了する日が多いです。また日興アセットでは、午前中は在宅、午後から出社といった柔軟な働き方が可能なことから、ワークライフバランスも取れています。

alt

2つ目はファンドマネージャーの仕事についてです。ファンドマネージャーはマーケットが開いている時間帯に集中して業務を行うといったイメージを持っていましたが、迅速にマーケットの動きに対応していくためには、事前に入念なシナリオを立てる必要があるということは驚きでした。自分もそのような習慣を身に付けたいと思いました。

――バディについて教えてください。

日興アセットでは経験豊富なプロフェッショナル社員が「バディ」として新卒社員についてくれて、日々相談にのってくれたり、業務指導をしてくれたりしています。具体的には朝会の後に話したり、分からないことがあれば都度電話したり、夕方にその日の振り返りを毎日行ったりと密にコミュニケーションして業務を覚えていきます。プロの目線から、私のマーケットの動向や指標などの分析や見通しについてフィードバックをいただけるので、とても勉強になります。

――今後チャレンジしたいことは?

日本の金利が上昇傾向にあるので、債券運用への関心は高まると思っています。先ずはマーケットとマクロ経済の状況を正確に理解し、様々なリスクシナリオを考える習慣を付けたいです。その上で、将来的には自分自身の判断で銘柄を選択し、リターンを出せるファンドマネージャーになりたいと考えています。

――資産運用会社を目指す学生に対するアドバイスは?

alt

様々なマクロ経済指標がありますが、それがマーケットにどのように影響し、どのようなリスクがあるかを考える習慣を付けると良いと思います。その上で、実際に自身で投資を行ってみることで更に面白味が分かるかもしれません。また、個人的にはプログラミングの学習をお勧めします。プログラミングが出来ると色々なことが自動化でき、効率性が上がるので、社歴が浅くても、十分にチームに貢献できる部分になると思います。ファンドマネージャーは周りの人と意見交換したり、社内外のアナリストのレポートも参考にしますが、最終的に投資行動を決めるのはファンドマネージャーなので、独立心のある人や、責任感の強い人が向いているのではないかと思います。

※2023年11月時点のインタビュー記事となります。