ダイバーシティ、
平等および環境にコミット

日興アセットの企業風土の核心を成しているのは、企業としての社会的責任です。当社の全ての拠点の社員が職場や世界のサステナビリティ向上にコミットしています。当社のサステナビリティへの取り組みは、「D&I」、「不平等の是正」、「環境・気候」の3つの柱に重点を置いています。これらの分野および該当するSDGsに関連するイニシアチブにおいてグローバルに連携しながら、各地域のコミュニティでの活動を進めています。

ダイバーシティ&インクルージョン

日興アセットは、社員のダイバーシティを尊重しています。様々な人種、性別、年齢、身体・精神的能力、性的志向、信仰の社員を採用し、長きにわたり強化されてきた組織です。当社のD&Iの取り組みを常に進化・向上させていくために、事業を展開する全ての地域において、女性のエンパワーメント、LGBT、人種平等、障がい者などのワーキング・グループを設立しています。

不平等の是正

日興アセットでは、社員による様々なボランティア活動への参加や慈善団体への寄付、災害義援金プログラムの運営などを通じ、グローバル企業として私たちのコミュニティや世界の他の地域における不平等の是正に貢献しています。当社は、日本のUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通して難民の子供たちの教育を支援しています。

環境・気候

日興アセットでは、意思決定において環境への配慮を重視してきました。当社は2018年よりカーボン・ニュートラル認証を得ております。また、2021年10月には環境方針を刷新し、2030年までに従業員一人あたりの温室効果ガス排出量を2019年比で40%削減することを目標1に設定しました。

  • Greenhouse Gas Protocolの定義するScope 1, 2の自社による直接・間接排出(燃料の燃焼・供給電力等の使用による排出)、及びScope 3の一部の間接排出(Scope 1, 2 に含まれない燃料・エネルギー活動と出張による排出)を対象とする。

投資戦略を通じてESGの課題解決に取り組む

1999年に日本初の社会的責任投資(SRI)ファンドを設定するなど、日興アセットはアジアにおけるESG投資のパイオニアとなっています。20年以上にわたり、当社の日本外の各運用チームは、ESG原則およびサステナビリティを投資プロセスに取り入れる努力を続け、今では全ての投資戦略においてESGを考慮した運用商品を提供しています。ESG要素はお客様のために将来にわたって価値を生み出していく上で重要な役割を果たすと確信しています。

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グローバル株式

グローバル株式運用チームは、高い資本利益率を達成できる目的重視型の「フューチャー・クオリティ」銘柄を発掘します。社会の諸問題を解決する企業の株式には市場の資金が集まり、相対的に高いリターンをもたらす可能性が高いと考えられます。

日本株式

日本株式運用チームでは、企業の財務面のみならずESG要素を含む非財務面の情報を分析し、超過収益獲得を追求します。優れた運用プロセスは企業の将来の収益や競争力強化につながるESG要素に着目すべきだと信じています。

アジア株式

アジア株式運用チームでは、好収益を維持できる企業や根本的に変化できる企業を探求します。収益の持続性や根本的な変化の可否を精査するのにESGは不可欠な要素です。よって、当チームは株主還元に影響するESG課題に注目します。

グローバル債券

ESGはグローバル債券運用チームの全ての戦略にわたって考慮している重要な要素であり、スクリーニング&リサーチとポートフォリオ構築の段階で適用されます。このような戦略の例として、サステナビリティの面で非常に信用力の高い発行体の債券に投資するグローバル・グリーンボンド戦略があげられます。

日本債券

日本債券運用チームでは、定量リスクのみならず、財務分析では捉えることができない定性リスクも分析することが重要だと考えます。ESGの観点は、定性分析の中での重要な要素と位置付けています。

アジア債券

アジア債券運用チームが運用する社内格付けモデルにおいては、幅広いESG要素やリスクを取り入られています。ESGの観点は長期の価値創造には不可欠の信念のもと、ESGのリサーチと評価はクレジット分析の主要要素の一つと捉えています。

有言実行

日興アセットでは、企業としてサステナビリティを強化してくために創意工夫し不断の努力を続けています。当社の運用プロフェッショナルは、高い専門性を活かしてESGと投資に関する知見を紹介するレポートを定期的に発行しています。また、厳選したソートリーダーシップ記事の特集や当社におけるESG・サステナビリティ関連の最新の情報を公開しています。

news 16 Jul 2024

サステナレポート2024

当社は、サステナビリティレポート2024を発行しました。このレポートの発行は今回で当社として5回目となり、2023年1年間の活動を報告しています。

insights 01 Apr 2023

ネットゼロはメイド・イン・アジアへ

2015 年のパリ協定によって示されたメッセージは明確だった。地球の気温上昇を 1.5℃に抑えるためには、炭素排出量を 2030 年までに 45%削減し、2050 年までにネットゼロ(正味ゼロ)を達成しなければならない。ネットゼロとは、温室効果ガス(GHG)の排出量を可能な限りゼロ近くへと削減し、残る排出分は地球の大気、森林、海洋によって再び吸収される状況を意味している。

insights 20 Feb 2023

社会貢献活動としてのCDMO(医薬品受託開発・製造)事業の展望

20世紀初頭に16億人程度であった人間の塊は、人口ボーナスや技術革新など、いくつかの幸運もあり、高水準の経済成長の下で昨年80億人に達しました。人々の暮らしは安定し、今世紀半ばまでの人口漸増も見込まれています。一方、将来的な人口動態上の課題(高齢化)が同時並行で顕在化し始めています。加速度的に高齢化しつつある日本を筆頭に、世界的な高齢化進展が見込まれる中で、加齢によって低下する身体機能を補いながら、人生の晩年期を如何に健やかに過ごすのか。Human beingの視点からも早急に対処が検討されるべき課題となっています。

企業活動の指針となる責務

日興アセットマネジメントは、資産運用会社として、お客様の最善の利益を最優先に行動することを使命とし、フィデューシャリー原則とESG原則を当社の企業理念と企業活動の最高位に位置付けています。また、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治、ガバナンス)を投資に反映させることが企業の長期的な価値の向上と、持続可能な経済成長に貢献していくとの信念から、あらゆる投資意思決定プロセスにESGの原則を取り込み、受託者責任を果たすことに努めています。
お客様のニーズに適った質の高い金融サービス提供の実現にむけ、フィデューシャリー・ESG原則の精神に立脚した行動と創意工夫による改善への不断の努力を続けて行きます。

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