少数の特定銘柄への過度な集中を是正するため、7月24日の取引開始前に、NASDAQ100指数の特別リバランスが実施されました。今回の特別リバランスや四半期ごとのリバランスでは、毎年12月の定期的な銘柄入替えとは異なり、銘柄の時価総額構成比率のみが変更されます。

NASDAQ100指数において、今年に入って以降の上昇をけん引してきた、GAFAM*と呼ばれる5銘柄にエヌビディアとテスラを加えた主要大型ハイテク株7銘柄の構成比率が、指数全体の55.5%に達し、指数への影響力が過大になったとして、特別リバランスを行なうと7月7日に発表されました。

特別リバランスによって、同7銘柄の構成比率は43.1%まで低下し、指数に対するこれらの銘柄の影響力が低下したほか、構成上位銘柄や業種別時価総額構成比率にも変化が生じました。グーグル(現アルファベット)、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック(現メタ・プラットフォームズ)、アップル、マイクロソフト

【図表】NASDAQ100指数の構成上位銘柄と業種別時価総額構成比率(時点比較)[上図]【7月7日時点(特別リバランスの実施の発表日)】、[下図]【7月24日時点(特別リバランス実施日)】
  • 議決権が付与された株式
  • 議決権が付与されていない株式
  • 業種は世界産業分類基準(GICS)のセクター分類を記載しています。
  • 業種別時価総額構成比率は、四捨五入の関係で、合計が100%とならない場合があります。
  • 記載の銘柄について、売買を推奨するものでも、将来の価格の上昇または下落を示唆するものでもありません。
    また、当社ファンドにおける保有・非保有および将来の銘柄の組入れまたは売却を示唆・保証するものでもありません。
  • 上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。
  • 信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成