8月7日、株価指数「JPX日経インデックス400(以下、JPX日経400)」の構成銘柄の定期入れ替えが発表されました。今回の入れ替えでは、41銘柄が除外され、44銘柄が新たに採用されます。構成銘柄の上場廃止(非定期の除外)によりこれまで397銘柄で構成されてきたJPX日経400は、定期入れ替え実施後、400銘柄で算出されます(今回の追加、除外銘柄の一覧は、下表をご参照ください)。なお、銘柄入れ替えの実施日は8月30日です。
- (上表は、市場別、証券コード順に掲載)
- 「JPX日経インデックス400」は非定期の除外に伴ない、入れ替え時点の銘柄数が397銘柄となっているため、追加銘柄が除外銘柄よりも3銘柄多くなっています。
- 出所:JPX総研および日本経済新聞社
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優良銘柄群とも呼ばれる所以は選定基準にあり
JPX日経400は、東京証券取引所(以下、東証)のプライム市場、スタンダード市場、グロース市場に上場する企業の中から400社を選び出して算出される株価指数で、毎年8月に定期の銘柄見直しが行なわれます。選定においては、東証上場銘柄から、売買代金や時価総額の大きい銘柄が、まずは1,000銘柄抽出されます。その後、過去3年の平均ROE(自己資本利益率)や累積営業利益、時価総額の3項目について、各順位によってスコアが付与されます。また「グローバルな投資家が投資先に求める項目」で満たしているものがあれば加点されます。そうして算出された最終スコアの高い400銘柄が選定されます。JPX日経400が時折、「日本の優良銘柄群」と呼ばれるのも納得できる銘柄選定プロセスとなっています。
市場の活性化のために、進化する選定基準
JPX日経400は、日本企業の魅力を内外にアピールするとともに、その持続的な企業価値向上と株式市場の活性化を図るために誕生しました。そのため、算出開始後も、何度かの選定基準の変更が行なわれています。
一例として、2022年4月に、スコアの加点項目に「女性役員の選任」が追加され、その判定基準は、“女性役員が1人以上選任されている”というものでした。その後、今年1月には、“女性役員の比率が30%以上”と判定基準が変更されました(実質的には、今回の構成銘柄の定期入れ替え時の選定から適用)。算出元は、広く意見を求めたうえで、社会の変化に合わせて、こうした変更を行なっています。
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- (東証および日本経済新聞社などの情報をもとに日興アセットマネジメントが作成)
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