米国運用チームの哲学

米国運用チームでは、サステナブルな責任投資を支える3つのコアファクター、つまり環境・社会・ガバナンス(「ESG」)は長期的な価値創造にとって不可欠と考えています。ESGの分析およびインテグレーションはリターン向上とリスク低減の両効果をもたらすとみており、重要なESGの要素を運用プロセスに適切に組み込むことは当社の受託者責任に合致していると考えています。サステナビリティとは、現在のニーズを満たすにあたってすべての主体が直面している課題・リスクを、将来世代を危険に晒さないような形で管理することです。当社では、お客様に代わって投資判断を行うにあたり、気候変動のリスクおよび機会を考慮することが受託者責任の一環であると確信しています。

Infographic describing our ESG implementation framework.

米国運用チームのアプローチ

当チームはサブアドバイザーから投資助言を受けているため、ESGに対する哲学は3つの形で実行されています。1つ目として、運用チームは、サブアドバイザーと協働して各テーマ型ファンドのビジネス環境における短期および長期のリスクを把握し、それらに基づく戦略的意志決定を行います。サブアドバイザーはそれぞれ、独自のアプローチでESGに基づく企業分析を行っています。米国運用チームは、サブアドバイザーとの月次の会合や随時のやりとりにおいて、運用戦略への潜在的リスクに加えて環境の変化から生まれる機会について議論しています。運用チームでは、ポートフォリオの潜在的リスクを特定するにあたり、外部機関のESGスコアも活用しています。

2つ目として、ESGの監視は、ポートフォリオで保有している企業への議決権行使やそれらの企業とのエンゲージメントを通じても実施されています。米国運用チームでは、取締役会の監視、役員報酬、情報開示、企業ガバナンスを強化するための企業方針を決定する議案に対して議決権を行使しています。ポートフォリオで保有している企業とのエンゲージメントにおいては、運用チームは個々の企業によるESG課題への対応アプローチに焦点を当てます。

3つ目として、投資家に提供する新たな投資アイデアの創出に努めています。最近、気候変動やエネルギー転換をめぐるリスクや機会を特定することによって、超過収益を創出することを目指しています。

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