Series5.ファンドの持ち方

3.「マーケット」との付き合い方
つい私たちも追いかけてしまいますが、追い付けるものでも、追い付くべきものでもありません。

投信を買うということは、好き嫌いにかかわらず「マーケット」、もっと普通の言葉で言うと「相場」の世界に入ってしまうことでもあります。1日に一度しか価額の出ない投信は、もともと「相場を張る」道具としては不適格ですし、日興アセットの作る投信はすべて、マーケットが本来持つ「パワー」を、個人の生活設計のために長期で賢く利用するためのツールとして作られていますから、短期的なマーケット変動を論じる必要性をあまり感じません。

とはいえ、どんな目線で参加してもマーケットはひとつですから、色々な考えの参加者の日々の売買によって値は動き、その結果(1日の最後の値段)を反映して私たちの投信の値段も日々動いてしまいます。

そこで日興アセットがお勧めしたいのが、「トレンド」と「サイクル」という考え方です。

alt

一度動いたら滅多なことでは変わらない経済の大きな流れが「トレンド」。今であればそれは、リーマン・ショックからの世界経済の正常化の流れです。米国の雇用と消費が堅調なことが世界中の経済に好影響を及ぼす、その大きなトレンドが2008年のリーマン・ショックからの約10年以上を動かしています。

景気の小さな波に合わせた各国の金融政策や四半期毎の企業決算や、トランプ米大統領の奔放なTweetなどでマーケットは日々動きますが、それらの多くはトレンドをガラリと変えてしまったり、止めてしまったりするものではありません。それら、トレンドの周囲を循環する「サイクル」や、もっと取るに足らない「ノイズ(雑音)」は、投信を使った長期戦においては無視できるものばかり。

もちろん基準価額を動かすのはそうした日々の変動ですから、マーケットで何が起こっているかの大枠を知っておくことは悪くありませんが、それを追い過ぎてもあまり良いことはありません。

トレンドとサイクル・ノイズとを区分して、距離を置いてマーケットを眺めているのが正しい付き合い方だと日興アセットは考えています。ホームページでは、チーフ・ストラテジストの神山直樹が、そうした観点で90秒のショートビデオを定期的に投稿していますので、是非一度チェックを。