楽天証券ETFカンファレンス2018で講演しました

楽天証券ETFカンファレンス2018

  • 2018年11月13日

2018年11月3日に開催された「楽天証券ETFカンファレンス2018」にて、当社ETFセンター長の今井が講演させていただきました。当日の様子や講演内容について、今井よりレポートいたします。

熱心に聴講されるみなさまに圧倒されました

11月3日の文化の日に「楽天証券ETFカンファレンス2018」に出展しました。2013年に初めて出展してから6回目の出展です。600名あまりの来場だったのですが、座席の埋まり具合を見ていると、朝の10時から夕方16時40分の終了までずっと聴講された方も多かったようです。プログラムも殆ど休み時間が取れないくらいぎっちりで、多分、昼食もとらずに聞かれていた方もいらっしゃったのではないかと思いました。また、日興アセットマネジメントの出展ブースには300名強のお客さまに立ち寄っていただきました。さらに今年は、講演の模様がウェブでリアルタイム配信され、300名強の方がご覧になっていたそうです。ETFの認知、関心も上がってきていることを実感しました。ご来場、ご視聴いただいたみなさま、ありがとうございました。

進化する日本のETF市場、さらに使いやすくなります

「進化する日本のETF市場 東証マーケットメイク制度を知って、効率的なETF投資をしよう」という演題でお話をさせていただきました。
資料(PDF):進化する日本のETF市場 東証マーケットメイク制度を知って、効率的なETF投資をしよう

ETFは、個人投資家の資産形成のツールとして良いものだと考えられますが、取引所の板の上の流動性が低いことが大きな課題でした。そこで、2016年の金融審議会の答申(ETFの流動性向上)を受けて、東京証券取引所は、2018年7月2日からETFの値付けをするマーケットメイカーを呼び込むマーケットメイク制度を導入しました。

実際にマーケットメイク制度の開始前と開始後を比較し、取引所の板が厚くなった事例をご紹介しました。また、マーケットメイク制度の対象となっていない銘柄についても、一部の銘柄ではマーケットメイカーが流動性を提供し、板が厚くなっている事例もご紹介しました。そして、さらなるETF市場の改革として、来年に予定されているETFの設定・解約フローの見直しによって、マーケットメイクがし易くなり、流動性の一層の向上が期待されています。また、投資家の方々が保有しているETFを貸し出していただくこと*で、さらにETF市場の流動性が改善することもご案内させていただきました。

ETF市場はどんどん進化を続けており、投資家のみなさまにとって使いやすい金融商品になっています。ぜひ、これらの市場改革をご理解いただいて、ETFのご利用をご検討いただければと思っています。

*有価証券の貸付行為などにおいては、取引相手先リスク(取引の相手方の倒産などにより貸付契約が不履行になったり、契約が解除されたりするリスク)を伴い、その結果、不測の損失を被るリスクがあります。お取引の際は、リスクを充分に認識・検討し、投資家ご自身で慎重にご判断を行なっていただく必要があります。



当社のブースです。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

楽天証券ETFカンファレンス2018_ブース