ETFの歴史⑤~日本編~2010年、日銀によるETFの買い入れがスタート

ETFの歴史】日本編⑤

  • 2020年2月3日

日銀による買い入れがスタート

日本経済がデフレに苦しむ2010年、日銀はその理念である「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」の一環として、ETFの買い入れを通じ、市中にマネーの供給を開始します。2011年に年間8,000億円程度だった買い入れ額は毎年増加し続け、2018年には年間6兆円を超えました。総買い入れ額は2019年12月末時点では28兆円を超えました。

日本銀行のETF買い入れ額の推移(年間)

※信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成。
※グラフおよびデータは過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。

 

金融市場の中で拡大する存在感

日本に上場しているETFの純資産残高は、2014年12月に10兆円、2016年12月に20兆円、2017年12月には30兆円を上回りました。2019年12月末時点では44兆円を上回る純資産残高となり、その存在感を金融市場の中で益々大きくしています。また、ETFの銘柄数も200銘柄以上となりました(2019年12月末時点)。つみたてNISA対象商品となっている銘柄もあり、投資家の皆さまの中長期的な資産形成にもご活用いただけます。

日本に上場しているETFの純資産残高の推移

※信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成。
※グラフおよびデータは過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。

このように拡大傾向にある日本のETF市場ですが、先行する米国ETF市場と比べるとまだまだ小さいサイズです。今後の日本のETF市場のさらなる成長にご期待ください。