好調な中国株の背景は?中国株投資ならETF
- 公開日:2024年10月9日
長年低迷していた中国株が、今年の9月末頃から好転しています。その背景には、中国政府による株式市場支援策があります。中国政府は、株式市場への中長期資金の流入を推進し、資本市場全体の健全な発展を目指すために『中長期資金の市場参入を促進する指導意見』を発表しました。
主な取り組みは以下の三点です:
- 長期投資を奨励する資本市場の構築:企業価値を向上させるために、株式の自社買いや増資を奨励します。また、機関投資家が上場企業のガバナンスに積極的に参加できるようなメカニズムを構築します。
- 運用業界の発展:運用会社に対して、科学的で合理的かつ公平な投資・研究能力の評価指標を制定し、規模重視から長期的かつ安定したリターンを提供する方向へとシフトさせます。また、公募株式投信のラインアップを拡充し、ETFの承認を迅速化させていきます。さらに、公募投信の手数料引き下げを行い、投資顧問業務の普及も促進します。
- 各種長期資金の市場参入支援:商業保険資金や年金資金に対して、長期的な評価制度を整備し、企業年金管理者が多様な投資を行うことを奨励します。また、銀行や信託による株式投資の増加も促します。
これらの施策により、市場の安定性が向上し、投資家に中長期的に安定したリターンが提供されることが期待されています。
上場パンダとは
中国株に投資するETFとして、日興アセットマネジメントが提供する『上場インデックスファンド中国A株(パンダ)E Fund CSI300』(銘柄コード:1322、愛称:上場パンダ)があります。
このETFは、CSI300指数への連動を目指しています。CSI300は中国を代表する株式指数で、中国経済の成長や市場の動向を反映する重要なベンチマークとして、中国国内外の投資家から幅広く利用されています。CSI300は上海証券取引所と深圳証券取引所に上場する中国A株の中から、流動性や企業規模を考慮した上位300銘柄で構成されています。また、年に2回の定期的な銘柄見直しが行われ、常に市場の変化を反映することを目指しています。
上場パンダの基本情報
上場パンダの基本情報は商品ページでご覧いただけます。
興味があっても直接投資するのはハードルが高い中国だからこそ、効率的かつ日本円で分散投資ができる ETFでの投資がおすすめです。ぜひご活用下さい。
中国市場に投資する上場パンダには、資本規制や休日慣行の相違に伴い市場価格変動性が高くなることがあります。留意事項や以下の適時開示をご確認のうえ、投資をご検討下さい。
ご参考: 適時開示(PDF)