日経平均高配当株50指数に連動する高配当ETF~優良企業で利回りの高い銘柄に投資

日経平均高配当株50指数に連動する高配当ETF

  • 公開日:2025年7月3日

日本企業による株主還元のトレンドは、東証によるガバナンス改革の推進などもあり近年ますます活発化してきています。上場企業による株主還元の一つに配当金額の増加があります。1株当たりの配当総額は過去20年間で5倍に増えました。

また、NISAの普及により個人投資家の中にも配当に着目した日本株投資の存在感が高まっております。

TOPIXの一株当たりの配当推移グラフ

期間:2004年~2024年、TOPIXの1株あたり年間配当総額を集計
(出所)信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメント作成


高配当日本株投資をお考えの方に活用いただきたいETFが、上場インデックスファンド日経平均高配当株50(上場日経高配当50)です。最低投資金額は、1,500円程度(上場時点・2025年7月24日)です。

「上場日経高配当50」は、NISAの成長投資枠で活用いただけるETFです。日経平均株価の採用銘柄から、配当利回りと流動性で50銘柄に絞り込む指数に連動します。

年2回決算であることに加え、配当金からコストを引いた全額を分配するETFの仕組みが、分配金を受け取りたいニーズを持つ方にピッタリです。

ETFの特徴については、こちらの記事をご覧ください。
ETF(上場投資信託)とは?
ETFプロバイダーが考えるETFのメリットとデメリット

2025年7月24日(木)上場予定
399A - 上場インデックスファンド日経平均高配当株50(愛称:上場日経高配当50)

基本情報/商品概要(手数料等)/留意事項(リスク)

「上場日経高配当50」このETFのポイントをチェック

上場日経高配当50は、投資対象指数である『日経平均高配当株50指数』を構成する約50銘柄に投資します。

なお、上場日経高配当50は指数のルールにあわせて、毎年6月末に投資対象の銘柄を入れ替えます。そのため、ご自身で投資する銘柄を選ぶ必要や、ご自身で銘柄をアップデートする必要がありません

日経平均株価の構成銘柄から高配当株を選定

日経平均高配当株50指数は、日本経済新聞社が算出します。

日経平均株価の構成銘柄から、配当利回りの上位50銘柄を機械的に選んだ上で、その流動性(スムーズに売買できるかどうか)を加味した「配当利回りそのもの」でウエート付けをします。

さらに、直近3期で赤字の企業を除いたり、市場での売買のしやすさの観点から問題のある企業への比率を抑えたりするなどのフィルターを重ねることで、より信頼度の高い高配当株指数となることをめざしています。

日経平均株価の構成銘柄という優良企業を、流動性を加味した配当利回りからウエートを決めた50銘柄に絞り込むという点が指数の特徴です。


日経平均株価の構成銘柄から高配当株を選定

年2回(4月、10月)の決算

上場日経高配当50は、年2回の決算です。投資期間中も半年毎(4月、10月)に安定的に分配金を受け取ることができる商品設計を行ないました。

日本企業の大半が3月、9月に決算と配当を発表し、月末に配当金を投資家へ還元します。上場日経高配当50は、その時に配当金として受け取ったものを速やかに翌月(4月、10月)分配金として投資家のみなさまに払い出します。

ETFは税法上、計算期間中に発生した配当などの収益(インカムゲイン)を分配原資とし、信託報酬などの諸費用を控除した全額を分配する仕組みになっています。

分配金を払い出すというETFの特徴は、NISAの成長投資枠で分配金を非課税で受け取りながら資産運用を志向する投資家の方に便利な投資手法です。

当ファンドの分配方針について

分配金利回りの安定化を目指した設計

※上図はイメージです。
将来の分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
分配金を受け取ることができる権利付き最終売買日は決算日の2営業日前です。決算日が市場休業日の場合、3営業日前になります。分配金の金額は決算日の翌営業日に決まります。当ETFの初回決算日は2025年10月4日(土)であり市場休業日のため、権利付き最終売買日は10月1日(水)です。

低水準な信託報酬

東京証券取引所には、日本株の高配当指数に連動するETFが数多く上場されています。その中でも上場日経高配当50は、信託報酬を年率0.165%(税抜0.15%)以内と比較的低水準に設定しております。NISAを活用した長期投資にぜひご活用ください。

高配当ETF(東証上場)の純資産残高順位

高配当ETFの平均信託報酬と上場日経高配当50の信託報酬比較

※2025年5月末時点。東京証券取引所に上場する日本株高配当ETFをすべて記載(アクティブETFを除く)
(出所)信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメント作成

「日経平均高配当株50指数」の組入上位銘柄Top10

「日経平均高配当株50指数」の組入上位銘柄と組入業種別配分Top10

(出所)日本経済新聞社の資料より日興アセットマネジメントが作成
※個別の銘柄の取引を推奨するものではありません。上記銘柄については将来の組入れを保証するものではありません。

「日経平均高配当株50指数」の過去の指数値と利回りの推移

「日経平均高配当株50指数」の過去の指数値と利回りの推移

期間:2017年3月末~2025年5月末
(出所)信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成
※指数の利回りであり、実際に運用されるETFの実績ではありません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

上場インデックスファンドシリーズ 高配当株ETFの比較

上場インデックスファンドシリーズでは、上場日経高配当50のほかに、上場高配当(1698) があります。

上場高配当も高配当日本株ETFですが、投資対象、決算回数に上場日経高配当50とは異なる特徴があります。

上場高配当は「安定配当」に着目して設計されており、投資対象指数である『東証配当フォーカス100指数』を構成する約100銘柄のうち、Jリートが約10銘柄含まれることが特徴です。また、決算回数が年4回(1月、4月、7月、10月)です。

正式名称 上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100) 上場インデックスファンド日経平均高配当株50
銘柄コード 1698 399A
特徴 「安定配当」に着目して設計。日本株約90銘柄、Jリート約10銘柄で構成。 日経平均株価の構成銘柄という優良企業から、流動性を加味した配当利回りからウエートを決めて絞り込まれた50銘柄で構成。
連動対象 東証配当フォーカス100指数 日経平均高配当株50指数
銘柄母集団 TOPIX1000および東証REIT指数の構成銘柄 日経平均株価の構成銘柄
構成銘柄数 約100銘柄(日本株約90銘柄、Jリート約10銘柄) 50銘柄
指数構成比 配当利回り&時価総額加重 配当利回り&流動性スコア
定期見直し 毎年1月および7月 毎年6月末
上場日 2010年5月14日 2025年7月24日
決算日 1月、4月、7月、10月の各8日 毎年4月4日および10月4日

このETFがおすすめの人は?

  • 高配当日本株投資をお考えの方
  • 日経平均株価の構成銘柄という優良企業に投資を検討されている方
  • NISAで分配金を受け取りたい方
  • 配当金からコストを引いた全額を分配するETFの仕組みにメリットを感じる方

「上場日経高配当50」の概要

正式名称 上場インデックスファンド日経平均高配当株50
銘柄コード 399A
特徴 日経平均株価の採用銘柄から、配当利回りと流動性で銘柄選定
売買単位 1口
最低投資金額* 約1,500円(上場時)
信託報酬 年率0.165%(税抜0.15%)以内

*手数料などの費用は含みません。