米国を代表する株価指数「S&P500」に連動するETF
- 2019年07月25日
アメリカには世界で最も大きな株式市場が存在し、私たちにもなじみの深いグローバル企業が上場している一方で、新しい時代を担うベンチャー企業も次々に新規上場しています。今回はそんな米国株の魅力と、米国株に日本円で投資ができるETF2銘柄をご紹介します。
米国株の魅力とは
米国株式市場の値動きやニュースは、普段の私たちの生活でも耳にする機会が比較的多いと思いませんか?その理由は、ひとえに米国の株式市場が世界の中で圧倒的に大きく、その値動きが世界に影響を与えやすいからです。米国の市場規模は約33兆米ドル(2019年1月時点)。2位の中国は7.5兆米ドル程度なので、4倍ほどの差があります。米国の有名企業は何かと話題に上りますが、米国の株式市場がここまで大きいというのは意外と知られていないのではないでしょうか。
※2019年1月末時点
※信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成
また、米国は株式市場の規模もさることながら、過去30年のパフォーマンスでみても過去最高値を更新し続けています。
S&P500 過去30年間の推移
※信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成
※グラフおよびデータは過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。
日本やヨーロッパと比較してみましょう。
日経平均株価 過去30年間の推移
1990年前後と言えば日本はバブル絶頂から崩壊のタイミングで、日経平均株価の史上最高値である38,915円を付けた1989年12月29日以降、約30年経った今でもその水準を回復できていません。
※信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成
※グラフおよびデータは過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。
ユーロ・ストックス50* 過去30年間の推移
ヨーロッパを代表する指数であるユーロ・ストックス50はどうでしょう。こちらも、回復傾向ではあるものの2000年春のITバブルのタイミングでつけた最高値5,464を更新するのはまだ難しそうです。
*ユーロ・ストックス50:ユーロ圏11か国の株式市場において時価総額上位50社の銘柄で構成される株価指数
※信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成
※グラフおよびデータは過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。
こうして比較してみると、過去最高値を更新してきた米国株式市場の力強さがわかります。
米国株投資が日本円でできる日興アセットのETF
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(愛称:上場S&P500米国株)と上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり(愛称:上場S&P500米国株(為替ヘッジあり))は、米国の株式市場に投資ができるETFです。東証に上場しているため日本円でお取引いただけます。
連動指数はどちらも「S&P500」。S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスにより算出され、ニューヨーク証券取引所(NYSE Arca、NYSE Amex)、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。
S&P500の構成銘柄は?
S&P500の構成銘柄は米国の大企業が中心です。構成銘柄を見てみると私たちにとってなじみの深い企業の株式が上位を占めていることがわかります。マイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブック、アルファベット社傘下にはグーグル。みなさんどれか一つは各社のサービスや製品を利用したことがあるのではないでしょうか。
※2019年6月末時点
※上記銘柄については、個別銘柄の取引を推奨するものでも、将来の組入れを保証するものでもありません。
上場S&P500米国株と上場S&P500米国株(為替ヘッジあり)の違い
上場S&P500米国株と上場S&P500米国株(為替ヘッジあり)はどちらも東証に上場しているETFです。
上場S&P500米国株は、2010年にS&P500に連動をめざすETFとして日本で初めて東証に上場しました。
上場S&P500米国株(為替ヘッジあり)は、同じくS&P500に連動をめざすETFですが、為替の影響を受けにくいような仕組みになっています。海外の資産に投資をする場合、為替の影響を受けるため、円安局面ではパフォーマンスがプラス要因に、円高局面はマイナス要因になります。S&P500指数は米国の指数で構成銘柄も米国株なので、投資をする際は米ドルの影響を受けます。「S&P500の成長性に投資がしたいけれども、為替リスクは取りたくない」という方のために、2018年に設定しました。
多様な投資家のニーズに応えたいという思いから、このS&P500指数に連動する2つのETFは誕生しました。
為替ヘッジについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【ETF用語集】為替ヘッジ上場S&P500米国株と上場S&P500米国株(為替ヘッジあり)の基本情報
商品の基本情報は以下でご覧いただけます。
世界の経済をけん引する巨大な米国株式市場はまだまだ拡大を続けています。海外投資は手間や為替リスクなどのハードルがありますが、今回ご紹介したETFであれば日本円でお取引ができ、上場S&P500米国株(為替ヘッジあり)であれば為替リスクも抑えることが可能です。ぜひご活用いただけますと幸いです。
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