【イベントレポート】ポートフォリオ・アドバイザリーセミナー2024(アクティブETFセミナー)

ポートフォリオ・アドバイザリーセミナー2024(アクティブETFセミナー) 有賀氏

  • 2024年2月13日

アクティブETFセミナーでのパネルディスカッションに参加しました。

2024年2月3日、SMBC日興証券株式会社、東京証券取引所株式会社共催による「ポートフォリオ・アドバイザリーセミナー2024」と題して、アクティブETFセミナーが行われました。

SMBC日興証券 ポートフォリオ・アドバイザリー部 部長の香川氏の司会進行により、当社ETF事業本部長の有賀が、『リスクを抑え、最適リターンを求めるアクティブETF活用法』をテーマとしたパネルディスカッションに参加しました。

東京証券取引所


アクティブ運用型ETFを運用する他社のパネリストの方とともに投資家の皆様のご質問などにお答えしましたので、当社有賀による回答の一部をご紹介します。


<質問1>日興アセットの米国債に投資するアクティブ運用型ETFの特徴は?

有賀: 2093 上場Tracers 米国債0-2年ラダー(為替ヘッジなし)は、東証の制度における当社のアクティブ運用型ETFの第一号。残存期間0年から2年の短期の米国債の残存期間を4つの期間に分類して運用をする。

米ドル円レートの連動性が高く、米国債のイールドカーブの形状(下図)では、短期の金利水準が長期金利よりも高い逆イールドという環境下、金利の高さにも投資妙味があると考える。

※当ファンドはルールに沿ったパッシブ運用を行いますが、連動対象となる指標が存在しないため、東証規則上の「内国アクティブ運用型ETF」に該当します。

米国債のイールドカーブ 2023年12月末現在

出所:信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
※上記は過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。

<ご参考>

当ファンドの金利水準は「最終利回り」で確認できます。
 2093 - 上場Tracers 米国債0-2年ラダー(為替ヘッジなし)(愛称:上場Tr米債0-2年ラダー(為替ヘッジなし))
2023年2月2日現在の最終利回りは、4.73%。
ポートフォリオの利回りはホームページで日々開示されています。

平均最終利回り 掲載箇所

<質問2>どのような投資家に向いている?

有賀: 金利の種類や動きの特性に合わせて、米国債券ETFを展開している。
アメリカ経済のソフトランディングを予想するのであれば、2093-上場Tracers 米国債0-2年ラダー(為替ヘッジなし)で短期の金利をみていくのがいいと考える。

早めにアメリカの景気減速や金利低下が強まると想定するのであれば、1486 - 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし)という残存期間が7年から10年の中長期の期間の米国国債がいいのでは。

モデレーターの香川氏からは、先行きの米国の金利動向をどう見るかによって、ラインナップされた債券型ETFの使い分けを とのコメントをいただきました。

<質問3>アクティブ運用型ETFの開発にあたって注力した点や想いなどは?

有賀:指数に連動しないものでルールベースで運用できるよう開発した。低コストも意識している。


日興アセットのETF


上場Tracers(トレイサーズ)は、事前に定めたルールに沿って運用(トレース)する、日興アセットマネジメントの新しいETFシリーズ。ぜひ今後の展開もご期待ください。

上場Tracers

日興アセットのETFは、今回ご紹介した米国債券ETF(2093-上場Tracers 米国債0-2年ラダー(為替ヘッジなし)1486- 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし))は、新NISAの成長投資枠の対象です。

当社が運用する36ファンド中31ファンドが新NISAの資産成長枠の対象です。

 新NISA 成長投資枠の対象/対象外ETF銘柄一覧

記事内の当社ETFの正式名称と商品ページ

【2093】上場Tracers 米国債0-2年ラダー(為替ヘッジなし)

【1486】上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし)