Series3. ファンドを選ぶ前に
2. 株と債券とREITの過去の動きは?
実は皆似た動きで、シンドイ時も少なくない。
しかし「預貯金にはないパワー」があるのも事実です。
各資産の過去の値動きを調べると、以下のようなグラフに。まず、リーマン・ショックの時の下がり方にはやはり驚きます。しかしそこで売らずに「踏ん張り」、長く持てた人は今、先進国株式で2.9倍以上と預貯金では決して得られなかったリターンを手にしています。
また、意外と皆似たような動きですが、それでも債券に比べて変動の大きかった株式の方が、現時点での「成果」が大きいことが分かります。そして、その成果の大きさは、やはり長期で臨んだからこそ、ということも分かります。
年間のリターンをグラフにすると、各資産の変動性の違いが分かります。債券よりも株式の値動きの方が大きく、株式の中でも先進国よりも新興国の値動きが大きかったことが見て取れます。REITについては株式並みの変動性だったと言って良いでしょう。
ちなみに日本以外の資産は為替変動を加味して計算しています。つまり、その年に円高だとマイナス効果、円安だとプラス効果が乗っかっているということです。