Series3. ファンドを選ぶ前に

9.「経済は右肩上がり」という信念
日興アセットの社員も心の拠り所にしている「骨太コンセプト」です。

日興アセットの社員がいつも心の拠り所にしているのが下のグラフです。大きく2つのことを教えてくれています。

①世界の経済成長と世界の株価は、長期で見れば面白いほどリンクしている。
世界が少しずつでも前進すると信じられるなら、世界の株式を買って放っておけばいいじゃないか――。

②経済成長と株価のリンク関係は時に壊れることがある。
2000年のITバブル期のように株価だけが上に行き過ぎることもあれば、2008年のリーマン・ショック時のように、実体経済より株価が下げてしまうこともある。しかしやがて、本来あるべきところに回帰するはず。覚悟を持って市場に居続けることが大切だ――。

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GDP:1988年~2026年(予測)、世界株価指数:1987年12月末~2021年12月末
IMF「World Economic Outlook Database, October 2021」および信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
世界株価指数はMSCI ACワールド指数(配当込、米ドルベース) ※グラフ・データは過去のものおよび予測であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。

日興アセットは長期投資を前提とした投信ばかり作っているせいか、こうした「プロのくせに楽観的過ぎる」と叱られそうな、ある意味達観した考えを持っています。

それでもやはり「経済は右肩上がり」だと思うのです。私たちに「もっと豊かになりたいという欲」がある限り、企業はそれに応えてビジネスにしてやろうと頑張りますし、うまく応えられない企業は淘汰されるからです。

そうした企業活動の総体である経済は、やはり毎年毎年大きくなっていくはずです。ならば、その企業価値を反映するはずの株価も、企業によって角度の差はあれど長期で見れば上がっていくはずです。

一方で、目の前の株式市場などの「マーケット」は、そんな悠長な考えの人ばかりでなく、鵜の目鷹の目の人たちも数多く参加しており、日々色々な理由をつけては売買を仕掛けてきます。しかし投信を使った資産運用をする私たちは、その人たちとは違うものを見ているべきだと日興アセットは考えているのです。

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