リート(REIT)は、投資者から集めた資金をもとにオフィスビルや商業施設、住宅、物流施設などの物件(不動産)を購入し、そこから得られる収益(賃料収入や売却益など)を投資家に分配する投資商品です。

物件の入替えによる売却が、売却益(損)を生み、収益が増える(減る)場合もありますが、リート収益の大部分は、定期的に入ってくる賃料収入が占めていることから、比較的安定した収益が期待できます。また、リートは不動産投資を目的として特別に認められた法人であり、配当が可能な利益の90%超を投資家に分配することによって法人税が免除されることから、一般の株式会社に比べ高い分配金が期待できます。こうした比較的安定した収益や相対的に高い分配金利回りがリートの大きな魅力となっています。

現在、東京証券取引所には、オフィスビルや商業施設、住居などそれぞれのタイプに特化して運用を行なうリートや、様々なタイプの物件を組合せて運用を行なうリートなど、計35銘柄が上場しています。その全銘柄を対象として算出された指数が「東証REIT指数」です。

この「東証REIT指数」への連動を目的とした「ETF(上場投資信託)」を活用することで、比較的気軽に、しかも少額な資金でリ-トへの分散投資が可能です。ETFを活用し、株式や債券とは違った資産運用の機会を享受できるリートへの投資を検討されてはいかがでしょうか。

東証REIT指数および同分配金利回りの推移

上記指数への連動を目的としたETF銘柄例
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2011年4月21日終値)
売買単位 最低投資金額(概算)
上場Jリート
(1345)
東証REIT指数 1,060円 100口単位 106,000円

*最低投資金額(概算)は、2011年4月21日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。