2016年2月4日
日本銀行は1月29日にマイナス金利の導入を発表しました。日本株市場はその内容を消化する過程で乱高下しましたが、円安や金利低下による恩恵が期待される輸出関連株や不動産株などが買われ、なかでもJ-REITは大きく値を上げました。
J-REITは投資家による出資に加え、金融機関から融資を受けて不動産を購入・保有していることから、金利低下は支払い利息の減少を通して業績に好影響を与えると期待されます。それに加えて、10年国債が買われ利回りが0.1%を下回るなど、低金利環境が拡がる中、J-REITの相対的に高い分配金利回りが注目され資金が向かったものと考えられます。
一般に、投資における利回りは、安全資産の利回り(ベース部分)と、その資産のリスクに応じて上乗せされる部分(リスクプレミアム)から成り立つとされています。 J-REITのリスクプレミアムは、2015年後半から3%前後で推移し、投資魅力が高い状況が続いています。足元でJ-REITは上昇基調にありますが、依然としてリスクプレミアムの水準は高く、投資魅力がある状況と言えます。この先も、J-REITは、保有不動産の安定した稼働や賃料の引き上げ期待により、堅調な業績と安定した分配金が見込まれており、低金利環境下で注目を集める資産となると考えられます。
Jリート市場への投資には、「東証REIT指数」への連動をめざす「ETF(上場投資信託)」の活用をご検討されてはいかがでしょうか。「ETF(上場投資信託)」を活用すれば、比較的少額な資金でJリート市場に幅広く分散投資することが可能となります。
信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2016年2月3日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場Jリート (1345) |
東証REIT指数 | 1,844円 | 東京証券取引所 | 100口 | 184,400円 |
* 最低投資金額(概算)は、2016年2月3日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。