2016年9月1日
主要先進国を中心に低金利環境が続く中、相対的に利回り水準の高い米国債への根強い需要などを背景に、米国10年国債は堅調な推移が続いています。足元では、8月26日に、FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長が、米国の利上げ余地が拡大しつつあるとの見方を示し、その後、フィッシャー副議長が年2回の利上げの可能性を肯定したことを受け、早期の利上げ観測が高まりました。しかし、市場では、早期利上げに対し懐疑的な見方も根強く、9月20日~21日開催予定のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げが決定されるか、今後の米国債券市場の動向をみるうえで大変注目されます。
債券市場では、米国の金利上昇が市場で意識されると、米国債は売られる傾向にありますが、為替市場では、一般に、日米の金利差が拡大すると、円安・米ドル高となる傾向にあります。実際は様々な要因があるため、必ずしもその通りになるとは限りませんが、債券と為替が異なる値動きをすることで、リスク低減効果も期待できます。
ETFは、市場が開いている間は上場株式と同じように売買を行なうことができます。これは債券のETFでも同様です。
今後の米国の金利動向が注目される中、機動的なポートフォリオの構築に、「ETF(上場投資信託)」の活用をご検討されてはいかがでしょうか。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2016年8月31日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)*2 |
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上場米債(為替ヘッジなし) (1486) |
S&P 米国債7-10 年指数 (TTM、円建て) |
20,370円 | 東京証券取引所 | 1口 | 20,370円 |
上場米債(為替ヘッジあり) (1487) |
S&P 米国債7-10 年指数 (TTM、円建て、円ヘッジ) |
20,200円 | 東京証券取引所 | 1口 | 20,200円 |
*2 最低投資金額(概算)は、2016年8月31日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。