新興国株式は、今年2月以降、海外投資家による資金流入などを背景に上昇傾向が続いています。特に 夏以降、流入加速を背景に、先進国株式を大きく上回って推移しています。

この背景には、新興国の景気見通しの改善が進んでいることが挙げられます。GDP(国内総生産)などを半年程度先行するとされるOECD景気先行指数を見ると、足元でインドやブラジルが先進国(G7)を上回るなど、改善傾向となっています。個別では、資源価格の下落の影響を余儀なくされたブラジルにおいて、原油価格の反転などから、景気に底打ち感がみられるほか、景気減速懸念が強まっていた中国でも、堅調なインフラ投資などを背景に、景気鈍化に落ち着きがみられます。さらに、比較的高い経済成長が続くインドでは、インフレ率の落ち着きを背景に利下げを実施しており、景気のさらなる押し上げ効果が期待されています。

また、近年の新興国経済は国別ではバラツキがあるものの、10月に発表されたIMF(国際通貨基金)の世界経済見通しでは、新興国全体の成長率見通しは、16年が4.2%、17年が4.6%と成長加速が予想されています。

主要先進国の緩和的な金融政策も追い風となっており、再加速への条件が整いつつある新興国株式は、魅力的な投資対象として、さらに注目を集めると期待されます。新興国の成長を捉えるツールとして、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」への連動を目的としたETF(上場投資信託)の活用をご検討されてはいかがでしょうか。

新興国株式指数の推移/主な新興国のOECD景気先行指数
円換算した「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」への連動を目的としたETF銘柄: 「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング) 」
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2016年10月20日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額(概算)**
上場MSCI エマージング株
(1681)
MSCI エマージング
・マーケット・インデックス
1,194円 東京証券取引所 10口 11,940円

** 最低投資金額(概算)は、2016年10月20日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。