2018年12月05日
昨今、J-REIT市場でESG投資の重要性が注目されています。持続可能な成長のためにESG(環境、社会、ガバナンス)に配慮している企業を重視・選別する投資のことを「ESG投資」といいます。元来、J-REITは、不動産投資を通じて、社会インフラの整備や物件の遵法性向上など、間接的ながら、ESGの役割を担っています。また、情報開示における透明性も高く、ガバナンス面でも優れてるとされています。
さらに2018年に入って、J-REITやその周辺で新たなESG関連の取り組みが活発になってきました。「環境」への取り組みとしては、グリーンボンド(温暖化対策や環境プロジェクトなどの資金調達のために発行する債券)を発行したり、グリーンローン(環境に配慮した事業への用途に限定したローン)で調達する投資法人が相次いでいます。こうしたグリーンファイナンスで調達した資金を、各種環境認証を得ている環境性能に優れた不動産の取得資金に係るリファイナンスに充当しています。「ガバナンス」面では、投資家により配慮した資産運用報酬体系に変更する投資法人が増えています。さらに、ESGを「評価」するという点での動きもあり、10月にJ-REIT向けESG評価を行なう企業が国内で初めて創設されました。また、世界の不動産セクターの企業・ファンドのESGへの配慮を測り、評価を行なう「GRESB」に参加する企業は年々増えており、その参加率は、J-REITの約9割(2018年9月時点、時価総額ベース)となりました。
注目高まるESG投資のひとつとして、J-REIT市場へ投資する「ETF(上場投資信託)」の活用をご検討されてはいかがでしょうか。
ETFの愛称 | 上場Jリート |
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銘柄コード | 1345 |
対象指数 | 東証REIT指数 |
売買単価(2018年12月4日終値) | 1,832円 |
上場市場 | 東京証券取引所 |
売買単位 | 100口 |
最低投資金額(概算)* | 183,200円 |
* 最低投資金額(概算)は、2018年12月4日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。