8月7日、株価指数「JPX日経インデックス400(以下、JPX日経400)」の構成銘柄の定期入れ替えが発表されました。なお、銘柄入れ替えの実施日は8月30日です。今回の入れ替えでは、「ツムラ」や「日産自動車」など28銘柄が除外され、「ジェイエイシーリクルートメント」や「日本マクドナルドホールディングス」などの31銘柄が新たに採用されます。これに伴ない、構成銘柄の上場廃止(非定期の除外)により足元で397銘柄で構成されているJPX日経400は、定期入れ替え実施後、400銘柄で算出されることになります。

JPX日経400は、東京証券取引所(東証第一部、東証第二部、マザーズ、JASDAQ)に上場する企業の中から400社を選び出して算出される株価指数で、毎年8月に定期の銘柄見直しが行なわれます。日本の株式市場全体の動きを反映するTOPIX(東証株価指数)や、主に流動性の高さを基準として225銘柄が選定される日経平均株価に対し、JPX日経400は、株主の投資資金がどのくらい効率的に使われているかを示す指標であるROE(自己資本利益率)やコーポレートガバナンスの体制など、海外投資家も重視する項目が銘柄選定基準となっています。

JPX日経400は、収益・経営面で評価の高い銘柄で構成されていることもあり、世界最大級の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、ベンチマーク(運用指標)の一つとして採用しています。また、日銀は、JPX日経400に連動するETF(上場投資信託)を買入れ対象の一つとしています。なお、機関投資家だけでなく、JPX日経400の採用銘柄に投資を行なう投資信託などを通じて、個人の投資にも活用されています。

JPX日経400のパフォーマンス/JPX日経400のROE/JPX日経400の銘柄選定プロセス

JPX日経インデックス400の動きに連動を目的としたETF銘柄: 「上場インデックスファンドJPX日経インデックス400」
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2019年8月28日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額(概算)
上場JPX日経400
(1592)
JPX日経インデックス400 1,215円 東京証券取引所 1口 1,215円

* 最低投資金額(概算)は、2019年8月28日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄の売買等を推奨するものではありません。また、当社のファンドにおける保有、非保有、および将来の個別銘柄の組み入れまたは売却を示唆するものでもありません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。