先進国株式は、長きにわたり、世界の株式市場をけん引してきました。先進国から日本を除くことで、日本人投資家の立場で「海外の先進国株式」の動向を捉える株価指数に、MSCI-KOKUSAIインデックスがあります。30年以上のトラックレコードがあり、様々な金融商品において、運用のモノサシ(ベンチマーク)として使われています。

MSCI-KOKUSAIインデックスの特性を詳しくみると、先進国の株式や経済状況を垣間見ることができます。2019年11月末現在、日本を除く22ヵ国の先進国・地域に上場する大・中型株1,326銘柄で構成され、対象市場の約85%をカバーしています。また、時価総額は約4,362兆円で、原則、時価総額の大きい銘柄を優先して構成銘柄とするため(浮動株調整後の時価総額加重平均)、流動性が高いといえます。また、グローバルに事業を展開する企業が多い米国が、全体の約7割を占めています。

構成上位銘柄をみると、時価総額が大きく、その時代を代表する企業が名を連ねています。2019年11月末現在で、「GAFA(ガーファ)」と呼ばれる主要IT企業4社(アルファベット(グーグルの持ち株会社)、アマゾン、フェイスブック、アップル)が上位10銘柄に入っています。15年前と比べると、世界経済の成長を反映して上位銘柄が大きく変化しており、現在勢いがあって、将来性が高いと期待されている銘柄が、結果として上位に並んでいます。

世界の株式は、上下動を繰り返しながらも長期的な成長を遂げてきました。近年、新興国の存在感は増しているものの、先進国は、相対的に安定した経済および成熟した社会を誇り、流動性の高い株式市場を有しています。預貯金や国債、株など国内資産の保有がほとんどという方は、海外投資の「はじめの一歩」として、同指数をベンチマークとしたETFをポートフォリオに組み入れてはいかがでしょうか。分散投資を図りながら、世界経済の成長を享受することで、資産形成にご活用いただけます。

MSCI-KOKUSAIインデックスの特性

円換算した「MSCI-KOKUSAIインデックス」への連動を目的としたETF:
「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)」
ETFの愛称
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2020年1月6日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額
(概算)
上場MSCIコクサイ株
(1680)
MSCI-KOKUSAIインデックス 2,662円 東京証券取引所 10口 26,620円

* 最低投資金額(概算)は、2020年1月6日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。