2011年7月15日
先頃、英FT社(フィナンシャル・タイムズ)が発表した「FTグローバル500」によると、世界の株式市場において、最も時価総額の大きい企業は米国のエクソン・モービル、次いで中国の中国石油天然氣(ペトロチャイナ)となりました。中国(香港)企業はこのほか2社が上位10社にランクインするなど、世界の株式市場において中国企業の存在が大きくなっています。
「FTグローバル500」は、各国企業の株式時価総額を毎年3月末時点で集計し、その上位500社をランキングしたものです。時価総額は、その企業の株価を発行済み株数で掛け合わせたものにより算出され、その企業の価値をあらわすひとつの指標です。時価総額が大きいことにより、世界の投資家などから重要な投資対象として選好される傾向にあることや、企業自身も、自社株を利用した企業買収を行ないやすくなるなどスケールメリットを活かすことが可能となります。また、時価総額の大きい企業は、世界規模で巨大なビジネスを展開している企業が多く、まさに「世界経済」という大舞台で活躍する企業として注目を集めています。時価総額だけで企業の良し悪しを判断することはできませんが、中国の高い経済成長などを背景に、現在でも存在感の高い中国企業のさらなる躍進が期待されます。
なお、中国企業の株式に投資する方法はいろいろありますが、「わかりやすく簡単に」投資をしたいというお客様にとって、各国の株価指数に連動することを目的に作られた「ETF(上場投資信託)」は、活用しやすい株式投資のツールと考えられます。
出所:英FT社「Global 500」2011
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2011年7月14日終値) |
売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
---|---|---|---|---|
上場パンダ (1322) |
CSI300指数 | 3,480円 | 10口 | 34,800円 |
上場チャイナ株 (1548) |
ハンセン中国企業株(H株)指数 | 896円 | 10口 | 8,960円 |
*最低投資金額(概算)は、2011年7月14日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。