Jリートは複数の不動産から生じる賃料収入を分配金の主な原資とし、利益(当期純利益)の90%超を分配していることなどから、一般の企業と比較して配当金(分配金)の安定性が高く、また、相対的に高い分配金となっています。Jリートは、2001年9月に2銘柄が東京証券取引所に上場して以来、銘柄数と資産規模の拡大を続け、着実に分配金を積み上げてきました。実際、これまでのリート各社の分配金実績を累計すると、約1兆1,900億円(2011年7月決算期となるリートの分配金まで含む)に上る額となっています(左下図)。

足元のJリート価格は、欧州の財政問題に対する不安や世界的な景気減速懸念の高まりなどを背景に軟調な展開となっています。しかしながら、これにより、Jリートの予想分配金利回り(加重平均)は5.6%(2011年9 月29日時点)と、他の金融資産と比べて魅力的なものになっています。加えて、これまでの着実な分配実績などを考えると、中長期的な観点で、Jリートへの投資魅力が高まっているとみられます。

比較的少額の資金で、リートへの分散投資が可能な「ETF(上場投資信託)」の中には、東京証券取引所に上場する全リートを対象に算出された「東証REIT指数」への連動を目的としたものもあることから、足元の投資機会を捉えるために、ETFを通じたJリートへの投資をご検討してみてはいかがでしょうか。

Jリートの分配金総額(累計) / 日本の各資産の利回り

「東証REIT指数」への連動を目的としたETF:「上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型」
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2011年9月29日終値)
売買単位 最低投資金額(概算)
上場Jリート
(1345)
東証REIT指数 929円 100口 92,900円

*最低投資金額(概算)は、2011年9月29日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。