2011年10月19日
「東証配当フォーカス100指数」は、時価総額および予想配当利回りに着目して選定された100銘柄(株式90 銘柄、REIT10銘柄)を対象とする指数です。上場銘柄の中でも、時価総額および配当利回りが上位の銘柄で構成されている(左下図)ことから、同指数を通じて「日本を代表する高配当企業」の動きを捉えることが可能となります。足元では、この「東証配当フォーカス100指数」が、TOPIX(東証株価指数)を上回る推移をみせており、市場が不安定な展開を続ける中でも、高配当銘柄が選好されていることがわかります(右下図)。
近年、企業の手元資金が増加していることや、企業による積極的な株主還元が行なわれていることなどを背景に企業の配当総額が増加傾向にあります。そうした中、7月以降、株安が進行したことから、日本株式の配当利回りが上昇しました。加えて、10年国債利回りが低下したことから、配当利回りとの差が拡大し、高配当銘柄の魅力が増す中、高配当銘柄に注目が集まったことが「東証配当フォーカス100指数」の底堅い推移につながったと考えられます。高配当銘柄は、過去に、相場の上昇局面で株式市場全体を上回ることが多いといった傾向がみられたことから、今後も魅力的な投資対象として注目されそうです。
この「東証配当フォーカス100指数」に着目した投資をご検討されるのであれば、「ETF(上場投資信託)」に注目してはいかがでしょうか。ETFを活用することで、比較的少ない金額で、配当利回りの高い銘柄への分散投資が可能となります。
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2011年10月18日終値) |
売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場高配当 (1698) |
東証配当フォーカス100指数 | 899円 | 10口 | 8,990円 |
*最低投資金額(概算)は、2011年10月18日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。