2012年1月13日
2011年後半以降、欧州の財政問題の深刻化や、世界的な金融市場の混乱、それらに伴なう海外投資家や投資信託などによるJリートの売り越し傾向などを背景に、Jリート価格は軟調な展開となりました。
今後も金融市場の混乱などがJリート価格にマイナスの影響を及ぼすとみられるものの、昨今のJリート価格下落により、Jリートの分配金利回りが6.3%(2011年12月末時点)となっており、他のバリュエーション指標なども考慮すると、価格の下値余地は限定的になりつつあると考えられます。また、他の金融資産や世界各国のリートなどと比較しても分配金利回りが高い水準にあることから、金融市場の落ち着きとともに、為替リスクのない資産として、あるいは、グローバルでの比較において、Jリートが選好される可能性があるとみられます。加えて、今後の日本経済は、復興需要などを背景とした景気回復および企業業績の増益転換が見込まれていることから、これらによる不動産市況の改善などを通じたJリートの収益向上が、Jリートの投資魅力を高めていくものと期待されます。
こうした魅力高まるJリートへの投資機会を捉えるのであれば、東京証券取引所に上場する全リートを対象に算出された「東証REIT指数」への連動を目的としたETF(上場投資信託)の活用をご検討されてはいかがでしょうか。
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2012年1月12日終値) |
売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場Jリート (1345) |
東証REIT指数 | 843円 | 100口 | 84,300円 |
*最低投資金額(概算)は、2012年1月12日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
(※ 「S&P先進国REIT指数」および信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。