2012年5月18日
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、今年6月にも、新興国株式への投資を行なう予定であることが明らかとなりました。新興国株式の当初の投資額は1,000億円程度と見込まれていますが、投資ノウハウなどを蓄積したうえで、徐々に投資額を増やす方針とされています。
GPIFは、日本の公的年金(厚生年金と国民年金)の運用を担う機関で、その運用資産総額は約108.13兆円(2011年12月末)にのぼることから、「世界最大級の機関投資家」と呼ばれています。現在のGPIFの運用規則では、外国株式への投資は、原則として先進国株式に限定されていますが、今回、規則を見直し、新興国株式にも投資を行なうことで、収益機会の拡大を狙うものとみられます。新興国への投資にあたっては、新興国21ヵ国の株式で構成される「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」をベンチマークとして採用する見込みです。近年、民間の企業年金などにおいても、新興国株式を運用対象に加える動きが拡がっており、新興国の世界経済における存在感の高まりとともに、新興国株式への注目度が増しています。
こうした新興国の成長を捉えるツールとして、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」への連動を目的としたETF(上場投資信託)の活用をご検討されてはいかがでしょうか。同ETFを活用することで、世界最大級の機関投資家も注目する新興国株式への投資が可能になることに加え、比較的少額な資金で手軽に分散投資が可能となります。
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2012年5月17日終値) |
売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場MSCIエマージング株 (1681) |
MSCI エマージング・マーケット・インデックス | 938円 | 10口 | 9,380円 |
*最低投資金額(概算)は、2012年5月17日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。