2012年12月17日
オーストラリアリートの堅調な推移が続いています。
この背景には、他の先進国と比較して底堅い経済成長を続けているオーストラリアが注目される中、同国のリートが相対的に高い分配金利回りとなっており、運用利回りの獲得手段として投資家に選好されていることがあるとみられます。また、オーストラリアリートの多くは、長期での賃貸契約が相対的に多い商業施設に投資を行なっていることから、分配金が安定化する傾向にあることも、不透明な投資環境下で評価されたと考えられます。加えて、海外景気の減速による自国への影響を回避するため、2011年以降、RBA(オーストラリア準備銀行)が段階的に政策金利を引き下げていることで、リートの分配金利回りの魅力が一層高まったことなども影響したとみられます。
RBAは12月4日の理事会においても、「持続的な成長をもたらすのを助ける」とし、政策金利を0.25%引き下げ、過去最低水準と並ぶ3%としました。金利の低下は、住宅ローン金利の低下を通じて、住宅市場の回復に寄与するとみられることや、リート各社にとっても借入や債券の支払い利息の負担減少による収益の増加が見込まれることは、リート市場の追い風になるものと期待されます。
堅調な経済、相対的に高い分配金利回りが魅力のオーストラリアのリート市場への投資には「ETF(上場投資信託)」のご活用を検討されてはいかがでしょうか。同ETFを活用することで、手軽にオーストラリアリートへの投資が可能になります。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2012年12月14日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)** |
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上場Aリート (1555) |
S&P/ASX200 A-REIT指数 | 1,138円 | 東京証券取引所 | 10口 | 11,380円 |
**最低投資金額(概算)は、2012年12月14日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。