2013年9月13日
中国本土には上海株式市場と深セン株式市場があり、それぞれ中国国内投資家向けのA株(人民元建て)と海外投資家向けのB株(上海:米ドル建て、深セン:香港ドル建て)が取引されています。中国の主要企業の株式はA株で発行されることが多く、時価総額でみても、A株が中国の株式市場のほとんどを占めています。
A株投資は、基本的に、中国国内の投資家に限定されていますが、2002年12月に、QFII(適格海外機関投資家)制度が発足し、中国当局が認可した海外機関投資家は、定められた投資枠内でA株に投資することができるようになりました。認可された海外機関投資家は、2013年になって22機関増え、229機関に及ぶなど、QFII制度は急拡大しています。現在の投資枠は800億米ドルでA株市場の時価総額の約5%*にすぎませんが(2013年7月12日時点で実際に海外機関投資家に割当てられている投資枠は430億米ドル)、今後投資枠を1,500億米ドルまで引き上げることが今年7月に発表されています。こうした動きによって、投資家のすそ野が広がり、中国本土株式市場の活性化につながることが期待されます。
*2013年9月11日時点の時価総額を1米ドル=6.12人民元で換算して計算。
今後、活性化が期待される中国本土株式市場への投資に、上海・深セン両市場の300銘柄のA株で構成される「CSI300指数」への連動を目的とした「ETF(上場投資信託)」のご活用を検討されてはいかがでしょうか。ETFを活用すれば、日本の個人投資家などが直接投資できないA株への投資が可能になります。
(信頼できると判断したデータ・情報をもとに日興アセットマネジメントが作成)
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2013年9月12日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場パンダ (1322) |
CSI300指数 | 3,195円 | 東京証券取引所 | 10口 | 31,950円 |
*最低投資金額(概算)は、2013年9月12日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。