2013年11月21日
過去を振り返ると、日本株式は年前半にパフォーマンスが堅調となる傾向がみられています。
これは、米国の投資家や日本の機関投資家といった日本株式市場における主要な投資主体が、新年および新年度である1月や4月などに、株式を買う動きに出やすいといった季節性などが影響しているとみられます。また、3月本決算企業の通期実績や翌期の見通しが発表される5月頃までは、企業業績に対する期待が高まりやすいことなども株価の支援材料となっているようです。さらに、下図からは、この時期、日本株式の中でも小型株の動きが全体(TOPIX:東証株価指数)を上回っていることがわかります。全体が上昇傾向にある中、投資家のリスク許容度が高まりやすく、比較的値動きが大きい小型株が選好されやすいことが背景にあるとみられます。株式市場が毎年このような動きになるとは限りませんが、こうした季節性に注目する投資家が多いことなどを踏まえると、日本株式への投資のタイミングを検討する上で、ひとつ参考になるものと考えられます。
なお、比較的少額の資金で、日本株式への分散投資が可能な「ETF(上場投資信託)」の中には、「TOPIX」に加え、小型株を代表する株価指数である「TOPIX Small」への連動を目的としたものなどもあります。日本株式の様々な投資機会を捉えるために、ETFを通じた日本株式への投資をご検討してみてはいかがでしょうか。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2013年11月20日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
---|---|---|---|---|---|
上場TOPIX (1308) |
TOPIX(東証株価指数) | 1,244円 | 東京証券取引所 | 100口 | 124,400円 |
上場小型 (1318) |
TOPIX Small | 1,400円 | 東京証券取引所 | 10口 | 14,000円 |
*最低投資金額(概算)は、2013年11月20日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。