2014年9月1日
インド株式市場は、春の下院総選挙で野党連合の優勢が伝わるとともに上昇の勢いを強め、5月下旬にモディ氏が新首相に就任して以降も、上昇基調で推移しています。その背景として、10年ぶりの政権交代を果たしたモディ新政権に対して、インフラ整備や産業育成などの経済改革が進められるとの期待が国内外で高まっていることが挙げられます。
モディ新政権は、7月に発表した2014年度(2014年4月~2015年3月)新予算案の中で、高速鉄道や空港などの具体的なインフラ整備計画や、慢性的な財政赤字を削減する明確な数値目標を示しています。また同政権は、雇用創出や産業育成などを目的とした外国企業による投資の拡大にも積極的で、防衛と保険の分野で外資規制を緩和し、出資の上限を26%から49%に引き上げました。加えて、高速鉄道などを含む一部の鉄道分野でも、外資による出資を最大100%まで認めると発表しています。今後も、電子商取引などの分野で外資誘致が進められるとみられ、経済開放を目的とした政策がインドの経済成長を後押しすると期待されています。また、世界的な金需要国である同国は、金の輸入税の引き上げを行ない、輸入抑制策を講じていることなどから、足元で、経常赤字幅が縮小するなど、ファンダメンタルズは改善傾向にあると言えます。モディ政権下で経済改革が鮮明になるなか、外資導入などを追い風にインドは更なる経済成長を遂げると期待され、今後より一層インド株式市場への注目が高まると考えられます。
インド株式市場への投資には、「CNX Nifty指数先物」への連動をめざす「ETF(上場投資信託)」の活用をご検討されてはいかがでしょうか。同ETFを活用することで、比較的少額な資金で投資が可能になります。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2014年8月29日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場インド株 (1549) |
CNX Nifty 指数先物 | 1,319円 | 東京証券取引所 | 10口 | 13,190円 |
*最低投資金額(概算)は、2014年8月29日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。