昨日、三鬼商事が発表した東京都心5区のオフィス空室率(2014年12月末時点)は、新築ビルの供給が少ないなか、業績の好転で企業がオフィスを拡張する動きが続いていることを背景に、5.47%と、18ヵ月連続で低下し、2009年1月(4.93%)以来、約6年ぶりの低水準となりました。

また、好条件の大型空室の在庫に品薄感が拡がってきていることなどから、同地区のオフィス平均募集賃料は緩やかながら改善傾向となっています。これまで上昇をけん引していた新築ビルが伸び悩む一方、足元では、低迷が続いていた既存ビルの賃料が上昇に転じ、全体を押し上げており、賃料改善に裾野の拡がりがみられています。もともと空室率は賃料に先行して動く傾向があることや、空室率の低下には将来の賃料の上昇を睨み、企業がオフィス移転を一段と増加させている影響があることなどを踏まえると、オフィス賃料の上昇トレンドは今後も続く可能性が高いとみられます。このようにオフィス市況が、着実に好調さを増していることは、オフィスビルへの投資割合が多いJリートの収益向上に対する期待を高める要因として注目されるとともに、Jリート価格の押し上げにつながるものと期待されます。

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オフィスの空室率は18ヵ月連続で低下/オフィス市況の改善は賃料にも波及

(三鬼商事および信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

「東証REIT指数」に連動する投資成果をめざすETF:上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2015年1月8日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額(概算)
上場Jリート
(1345)
東証REIT指数 1,942円 東京証券取引所 100口 194,200円

* 最低投資金額(概算)は、2015年1月8日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。