日経平均株価は、5月19日に約3週間ぶりに2万円の大台を回復、21日には2000年4月以来の高値となりました。アベノミクスの下、日本株式は円安・米ドル高の動きに概ね沿うかたちで上昇してきましたが、足元では、1米ドル=120円前後で為替相場の膠着状態が続いているにもかかわらず水準が上がっており、「円安離れ」の感があります。

足元での株価上昇の背景の一つは企業業績です。3月期本決算の発表がほぼ終わり、経常利益の実績が7年ぶりに過去最高を更新しただけでなく、2016年3月期についても、会社側予想の集計が前年比9%程度の増益となりました。また、アベノミクスによって経営者が攻めの姿勢を取り戻し、長年ため込んできた手元資金を活かし始めるなど、企業変革の動きが鮮明になっていることに加え、賃上げも含めた企業活動の活発化が、経済の好循環実現への期待につながったことも、相場を押し上げたとみられます。なお、企業業績の好調や企業変革の動きを受けて、日本の株式相場が円安離れの動きを強めたことにより、米ドル換算の日経平均株価の上昇にも弾みがつき、足元では170米ドル近くとなっています。同株価は2000年代初め以降、150米ドル台が天井となっていましたが、それをついに上抜いたことで、海外投資家の日本株式への関心が再度、高まり、日本株式への投資が一段と積極化することが期待されます。

海外資金の流入拡大が期待される日本の株式市場への投資にあたっては、日本を代表する株価指数に連動する投資成果をめざすETF(上場投資信託)の活用をご検討されてはいかがでしょうか。

円相場と日経平均株価の推移/米ドル換算の日経平均株価の推移

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

「日経平均株価(日経225)」への連動を目的としたETF銘柄:上場インデックスファンド225、上場インデックスファンド日経225(ミニ)
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2015年5月21日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額(概算)
上場225
(1330)
日経平均株価(日経225) 20,840円 東京証券取引所 10口 208,400円
上場日経225(ミニ)
(1578)
日経平均株価(日経225) 1,645円 東京証券取引所 1口 1,645円

* 最低投資金額(概算)は、2015年5月21日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。