第1回 はじめに
- 2019年01月15日
いわゆる「投資家」にはならなくていい
投資信託とか投信とかファンドといった言葉を聞いたことのある方は多いでしょう。しかし「要はギャンブルと同じようなものでしょ?」と距離を置いた見方をする人か、将来について考えようと思っても「やっぱりよく分からないからまだいいや」となる人のどちらかが多いようです。中には「何だか怪しいもの」と思っている人がいるかもしれません。
実は投資信託やETF(上場投資信託)は、怪しいどころか多くの法律とルールによって厳しく管理・監督された、非常に透明度の高い商品です。それは、投資信託が銀行や証券会社などの窓口で広く販売される「普通の人のための」「生活設計のための」金融商品だからです。
それでも、多くの人が投資信託やETFの購入に一歩踏み出せないのは、投資というものが経済や株式の勉強が必要な、特別な人がするものという意識が強いためだと思います。
だからあえて言います。いわゆる「投資家」にはならなくていいのです。
「投資家」ではなく「一般消費者」のための金融商品が投資信託やETFです。将来のために踏み出したいという勇気と、少しの知識があれば十分。当連載では、それらについて「セミナー実況中継」の形で説明していきます。証券会社などのセミナーに参加するのもハードルが高いという方は多いでしょう。そんな方は是非、セミナーに参加したつもりで読んでみてください。きっと、投資の「背骨」のようなものを身に付けていただけるものと確信しています。
当連載は当社の商品の推奨をしようとするものではありません。日興アセットマネジメントが自社商品の推奨とは切り離して運営してきた教育専門機関「日興AMファンドアカデミー」が、前述のような問題意識のもと取りまとめ、HPに掲載する等の目的で作成したものです。
日本において投資信託が「衣食住・投信」と言われるくらいに「普通の人の当たり前」になることに対し、日興アセットは少しでも貢献したいと考えています。分かりにくい部分や筆者の思い違いがあるかもしれませんが、一部でもヒントとなる部分があれば幸いです。
セミナー実況中継 ~前を向く人の、投資信託~
- 【第1回】はじめに
- 1時間目 「投資が必要」は本当に本当なのか?
- 2時間目 大切なのは「大ざっぱで楽観的」でいる努力
- 3時間目 株・債券・リートの必要十分知識
- おまけ 少し当社のことを聞いてくださいますか
※本記事は日興アセットマネジメントが「セミナー実況中継 ~前を向く人の、投資信託~」として出版した内容より抜粋したものです。
講師
今福 啓之(いまふく ひろゆき)
日興アセットマネジメント マーケティンググローバルヘッド
2008年2月に「日興AMファンドアカデミー」を開校、金融商品やサービスについてわかりやすくご説明することの重要性を深く認識し、長年にわたり投資に関する正しい知識を学んでいただけるようなプログラムを推進している。
●当資料は、日興アセットマネジメントが投資信託についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。
●掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また記載内容の正確性を保証するものでもありません。