ETFは、ETFの需給に応じて、発行済み口数が増減する特徴を持っています。その口数が増減することによって需給調整が行なわれます。

ETFを市場で買いたい投資家が増える(=需要が増える)と、ETFの市場価格はETFの基準価額(純資産価値の取引単位当たりの価値)に対して高くなります。その場合、指定参加者は、株式を市場で調達し、その株式でETFの設定申込みを行ない、ETFを市場で売却します。ETFは売られ(価格が下がる)、株式は買われる(価格が上がる)こととなり、両者の価格は均衡する方向に力が働きます。

逆にETFの需要が少ないときには、ETFの市場価格はETFの基準価額(純資産価値の取引単位当たりの価値)に対して安くなります。その場合、指定参加者は、ETFを買い付け、そのETFの中の株式を取り出し、その株式を市場で売却します。ETFは買われ(価格が上がる)、株式は売られる(価格が下がる)こととなり、両者の価格は均衡する方向に力が働きます。