ETFの仕組みでご説明しました通り、一般の投資家は流通市場である金融商品取引所で、証券会社を通じてETFの取引を行ないます。
取引所の取引時間中であれば、いつでもETFの売買が可能です。ETFは株式と同じように指値注文、成行注文ができ、相場を見ながらリアルタイムで売買できます。ただし、一日に何回も売買を重ねると、その分売買委託手数料がかかってしまう場合がありますので注意が必要です。想定外の値段で約定しないためにも指値注文をお考えになられてはいかがでしょうか。(指値と成行)注文する際には、単価や数量を間違えないよう、ご注意ください。
売買の値段は、「どのくらいから買えるの?」をご参照ください。
売買タイミングは、いつがいいという判断は難しいものです。市場が上昇トレンドや下降トレンドと思っていても、そのまま続くとも限らず、いつそれが逆のトレンドになるかわかりません。ETF投資は比較的少額から始められるので、投資資金を何回かに分けて投資をする、売買タイミングを分散する時間分散投資が可能です。なお、売買タイミングを図って投資をしたものの、想定と違う状況になり、結果、長く保有することとなったとしても、ETFは保有コストが一般的に普通の非上場の投資信託と比べて安いので、長期保有に向いていると考えられます。
当ETFサイトでは、ETFの投資のアイディアとなる「JoJoマーケット」のレポートをリリースしています。日興アセットマネジメントのホームページには、売買タイミングの判断材料となるようなウィークリーやマンスリーのデータレポートや、旬な経済動向のトピックを解説する「楽読」、大きくマーケットが動いた時にリリースするフォローアップメモ、金利や新興国のレポートなどがありますのでご活用ください。
用語
- 指値注文と成行注文:
- 株式やETFの売買注文の出し方のことで、例えば「△△△の株式を“○○○円で”売りたい(買いたい)」といった希望の金額を指定して注文を出すことを、指値注文といい、金額は指定せずに「△△△の株式をいくらでもいいから買いたい(売りたい)」といった銘柄と株数のみを指定した注文の仕方を成行注文といいます。