1990年にカナダのトロント証券取引所に上場した「TIPS35」(Toronto 35 Index Participation Units)が世界初のETFといわれています。その後、ETFマーケットは急拡大しました。取引所で取引される金融商品は、ETFだけではなく、商品・コモディティの指数に連動するETC (Exchange Traded Commodities)と、特定の指数に連動するように作られた証券を市場で取引するETN (Exchange Traded Notes)となり、3つをまとめてETP (Exchange Traded Products)と呼ばれます。ETFとこれらETCとETNを合わせ、現在は本数と運用資産残高とも格段に増えETFをはじめETP業界の発展はめざましいものがあります。

2017年12月末現在、世界中の取引所に、多くの運用会社からあわせて7,178本のETPが上場しており、その運用資産残高は約4兆8,353億USドルです。世界のETPのうち残高の約71%の3兆4,232億USドル、2,116本のETPがアメリカの取引所に上場しています。2017年12月末現在、日本の金融商品取引所には、2,758億USドル、210本のETPが上場しています。アジアにおいて日本のETF市場は、運用資産残高で6割強(61.9%)の規模です。

日興アセットマネジメントは、2017年12月末現在、日本で26本、シンガポールで3本のETFを運用しています。運用資産残高は578億USドル(6兆3,528億円)で、アジアと日本国内で第2位の規模となっています。(1USドル=約110円)

  • Source:ETFGI
  • Source:信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成。

地域別ETP資産残高比率

※上記のデータは、過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。

世界のETP資産残高推移

  • ※データは2017年12月末現在
  • ※上記のデータは、過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。

Source:ETFGI